札幌医科大学
消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座
Department of Surgery, Surgical Oncology and Science


下部消化管チーム


【主な疾患】


  大腸がん
2015年部位別がん死亡数
2013年部位別がん罹患数(全国推計値)
大腸がん

大腸は結腸と直腸に分けられます。


結腸がんと直腸がんを合わせた大腸がんは罹患数(一定期間にその病期にかかる人の数)が全てのがんの中で一番多く、特に女性では死亡者数も一番多いです。



【検査】



大腸カメラ 大腸カメラ
カメラをお尻の穴から入れて、大腸全体や小腸の一部を観察し、ポリープやがん、炎症などを診断します。組織の一部をとって調べたり(生検)、早期がんに対しては内視鏡での治療も可能です。

CT CT
CTは大腸や周辺のリンパ節、血管の状態を見るために行います。他の部位への転移がないかについても調べます。画像を3Dで再構成することにより、手術のシミュレーションを行ったり、手術時のナビゲーションとして利用することができます。



MRI MRI
MRIは直腸がんにおいて、周囲の臓器との関連を確認するために行います。治療方針を決める際に非常に重要な検査です。

PET-CT PET-CT
がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用した検査です。手術前に他の部位への転移や他のがんがないかなどを確認するために行います。



【治療】


手術 手術
大腸がんの治療の基本は手術や内視鏡による切除です。大腸がんは他のがんに比べると手術のみで治ることが多いがんです。

抗がん剤治療(化学療法) 抗がん剤治療(化学療法)
抗がん剤を体に投与して行う治療法です。術前もしくは術後に再発防止のために行う場合と、別の臓器にがんが転移しているときに行う場合とがあります。

放射線治療 放射線治療
放射線をあてることで、再発を防止したりがんを小さくしたりします。主に直腸がんに対して行われます。抗がん剤治療と一緒に行うこともあります。

【当科の特色】


いろいろな手術のキズの大きさ


キズの小さな手術
以前は開腹手術が行われ、お腹に30cmほどのキズがありました。現在はほとんどの場合、腹腔鏡手術を行っており、キズはおへそに3cm程度の傷と他に1cm弱の傷が4箇所程度で手術ができます。単孔式手術といって、おへそのキズ1箇所で行える手術も積極的に行っています。



肛門温存手術
おしりに非常に近いがんでは、腸をつなげることが出来ず、永久人工肛門になることが多いですが、当科では可能な限りおしり(肛門機能)を残す手術を行っています。最近は、肛門に近い比較的小さながん対してはTAMISという最新の方法を使い、肛門に近い大きながんに対してはtaTMEという究極の肛門温存手術を取り入れることで、肛門温存に取り組んでます。



ロボットによる手術
ロボットによる手術では、人は行うよりも正確でぶれがない緻密な操作が可能です。術後の痛みを軽減し、機能温存の向上や合併症の危険性が低下します。特に直腸がんに対しては有用です。

ICG蛍光法を用いたリンパ節ナビゲーション
ICGによる血流評価
ICG蛍光法を用いたリンパ節ナビゲーション
ICGによるリンパ流評価

ICGによるナビゲーションサージェリー
ICG法による吻合腸管血流の評価と、リンパ流のナビゲーションによるリンパ節郭清範囲の補助診断を行っています。

【担当医】


竹政 沖田 西舘 奥谷
竹政 プロフィール 沖田 プロフィール 西舘 プロフィール 奥谷 プロフィール
秋月 碓井 石井 里吉
秋月 プロフィール 碓井 プロフィール 石井 プロフィール 里吉 プロフィール