私たちは「患者さんを第一とした医療 Patient First Philosophy」を理念とし、臨床面での「最新かつ安心・確実な医療」、研究面での「北から世界へ発信」、そして教育面での「人材育成」を3つのスローガンとしています。そのために「雲外蒼天」を教室の座右の銘とし、一意専心、教室員が一丸となって日々精進を重ねています。
新着情報
教室の行事
2024年3月9日、10日に第16回札幌医科大学腹腔鏡手術手技セミナーを開催します。
セミナーではLap-sigmoidectomy、LLND、TaTMEを予定しています。
講師は竹政伊知朗教授が務めます。参加ご希望の方は下記申し込みフォームに記載のうえcadaverアットマーク(@に変換してください)sapmed.ac.jp(担当:伊東)へメールでご送信、または011-613-1678(セミナー事務局)へFAXでご送信ください。
なお、本セミナー参加により、日本内視鏡外科学会技術認定審査申請に必要な業績4点が与えられます。
トピックス
2024年5月31日(金)・6月1日(土)に、札幌プリンスホテル 国際館パミールにて「日本蛍光ガイド手術研究会第7回学術集会」を開催します。
多くの皆様の参加をお待ちしています。
研究会HP https://www.k-cav.com/jsfgs7/
札幌医科大学附属病院では2023年7月から保険適用となったメドトロニック社の最新手術支援ロボット「Hugo RASシステム」を導入し、消化器がんに対する日本で第1例目となる大腸癌手術を実施し、安全に終了しました。
札幌医科大学医学部消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座では、これからも患者さんの体へのさらなる負担軽減や整容性の向上のため、ロボット支援手術をはじめとした最新の医療を提供します。
札幌医科大学附属病院では2022年11月から保険適用となった米国インテュイティブサージカル社の最新手術支援ロボット「da Vinci(ダヴィンチ)SP (Single Port=単孔式)サージカルシステム」を導入し、大腸がん手術への日本で第1例目となる手術と結腸と直腸の多発がん症例に対する世界初の術式を実施しました。
単孔式手術はお臍2.5cmの傷で全ての操作を完了する術式で整容性と低侵襲性に極めて優れています。
札幌医科大学附属病院には2台のda Vinci Xiシステムや、国産の手術支援ロボットであるヒノトリを導入していますが、これらはマルチポートシステムと呼ばれ、複数の手術創が必要でした。今回導入されたda Vinci SPシステムはシングルポートシステムで、1本のカニューラと呼ばれる筒からカメラと3本の鉗子などの機器を体腔内に挿入して手術を行うことができます。
最小で1つの切開創で手術を行うことも可能となり、創部の痛みなど患者さんの負担を軽減することが期待されます。
株式会社メディカロイドが開発した国産初の手術支援ロボットである「hinotoriTM(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」は北海道内では当院が初めて導入しました。
hinotoriTMでの大腸癌手術のプロクターは竹政伊知朗教授ただ一人で、2022年11月8日にhinotoriTMを用いて世界で第1例目の大腸癌手術を行いました。
竹政伊知朗教授は、「消化器外科領域の手術に新たな手術支援ロボットが使用できるようになり、選択肢が増えました。北海道の患者さんにより安全で高度な医療を提供することにつながります」と述べました。
ご案内
For Patients and Their Families
より良い治療成績、患者さんの満足を得るために、からだへの負担が少ない低侵襲手術から拡大手術、薬物治療など、患者さんひとりひとりの病態にあわせた「最新かつ安心・確実な医療」を提供しています。
For Medical Professionals
患者さんの根治性と安全性を第一にしつつ、機能温存・整容性も追求した最新の低侵襲手術に取り組んでいます。また、高度進行癌に対しては、集学的療法による「あきらめない治療」を提供し最大の効果を導きます。
For Students and Residents
ダイナミックかつ繊細な手術手技やチーム医療を学ぶことができます。がん治療に対する高い専門性のみならず日々の診療に役立つ総合力を養います。消化器外科と乳腺甲状腺外科のスペシャリストを目指しましょう!!